ハローハロー。ここはイギリス。無事に海外で調査中です。 イギリスの情報教育カリキュラムや,そのための教材開発と提供,情報教育のためのプロジェクトと その運営,教員研修の内容と方法などについて調べています。 朝から正統なイングリッシュ・ブレックファストを1時間かけて食べるとか,昼はフィッシュアンド チップスを公園でほおばってみるとか,夜はBARでちょっと一杯とか言ってそこらへんの人と会話し てみるとか,決して,そういうことをしに来ているわけではありません。 こちらの教員研修は,ずいぶんとCD-ROMとインターネットが利用されています。また,教育委員会が 協力して大学が研修プログラムを提供しているものもあります。基本的には,日程が決まっていて,研 修期間(いろんなコースがありますが,1日だけとか,連日とかいうのはほとんどない)の中の集まる 日よりも,集まらない日に仕事がたくさんあります。CD-ROMやweb-siteを見て,レポートを書くので す。これらのレポートを持ち寄って,集まった日はディスカッションをするという具合です。 日本の研修と一番違うのは,評価があることでしょうか。「あなたは再履修 ね」なんてことがあるわけです。また,管理職や保護者は,その先生がその研 修に出かけていくのを全力で応援しています。だって,その先生がその研修を 終わって帰って来ると,きっと学校のために役立つ仕事をし,学校がよりよく 変わっていくのですから。 というわけで,イギリスの教員研修は「よく勉強せざるを得ないシステム」 であると言えます。 振り返って,日本はどうでしょう? え? 「そういうシステムになっていないから勉強できないんだよ」って? それじゃ「先生の教え方が悪いから勉強できないんだよ」っていう言い訳と 同じじゃん。そういう子は叱るしかないんじゃないの??